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Ascent Studio

CHAPTER 01知る

課題整理STEP 1

課題を急いで解かず、先に言葉にする

解決策を探し始める前に、いま困っている状態と変えたい状態を分けて考える方法を紹介します。

課題を言葉にするときは、原因を決めつけず、まず観察できる事実から始めます。解決策を先に探し始めると、実際には起きていない問題に時間を使ってしまうことがあります。

この記事で分かること

  • 解決策から考え始めることで起きる失敗
  • 症状と本当の課題の違い
  • 課題を1文で定義する方法
  • AIへ依頼する前に課題を言語化する重要性

解決策から考え始めると起きる失敗

「ホームページを新しくしたい」「AIを導入したい」のように、手段が先に浮かぶことは自然です。ただし、手段から入ると、その手段が本当に必要かどうかを確認しないまま作業が進みます。

結果として、時間や費用をかけたのに困りごとが変わらなかったり、別の問題に手段を当てはめてしまったりします。

症状と本当の課題の違い

「問い合わせが来ない」「投稿が続かない」といった状態は、症状であって課題そのものではありません。同じ症状でも、原因や必要な対応は事業ごとに異なります。

症状と課題の違い
区分内容例
症状見えている困りごと問い合わせが来ない
課題変えたい状態との差導線を知らせる場所が足りていない
原因課題が起きている理由導線の場所が分かりにくい
制約変えられない・変えにくい条件予算や作業時間が限られている

症状、課題、原因、制約を分けて書くと、解決策を選ぶ前に「何を変えるべきか」を確認できます。

課題を1文で定義する方法

困っている状態を具体的にするには、誰が、いつ、どの場面で止まっているのかを書き出します。

  • 誰が困っているかを書く完了
  • いつ、どの場面で困っているかを書く未完了
  • 今の状態を一文で書く未完了
  • 変えたい状態を一文で書く未完了
1. 誰が
2. いつ・どこで
3. 何に困っているか(今の状態)
4. どうなれば良いか(変えたい状態)

理想を大きく掲げる前に、次の仕事で確かめられる小さな変化を決めます。「売上を伸ばしたい」ではなく、「今週の問い合わせを1件増やしたい」のように、確認できる単位まで具体化します。

AIへ依頼する前に課題を言語化する

ChatGPTなどのAIへ相談するときも、症状だけを伝えると、的外れな提案が返ってくることがあります。「誰が、何に困っていて、何が分かれば次に進めるか」を先に言葉にしてから依頼すると、必要な情報を得やすくなります。

小さな事業での実践例

たとえば「Instagramの投稿が続かない」という相談は、症状です。課題を分けて考えると、「投稿を作る作業が毎回ゼロから始まっている」ことが本当の課題かもしれません。原因は「テーマや写真の準備が決まっていない」こと、制約は「投稿にかけられる時間が限られている」ことです。ここまで分けてから、解決策(投稿の型を作る、テーマを絞るなど)を検討します。

よくある失敗

  • 解決策から考え始め、課題を確認しないまま作業を進める
  • 症状と課題を混同し、症状を消すことだけを目指してしまう
  • 原因を決めつけて、確認する前に対応を始めてしまう
  • 理想が大きすぎて、次の仕事で確かめられる変化まで具体化できない

今日から行う最初の一歩

今気になっている困りごとを一つ選び、「誰が」「いつ・どこで」「何に困っているか」「どうなれば良いか」の4点を書き出します。解決策を考えるのは、その後で構いません。

まとめ

  • 解決策より先に、困っている状態を言葉にする
  • 症状、課題、原因、制約を分けて考えると、必要な対応が見えやすくなる
  • 課題は「誰が・いつ・どこで・何に困っているか」を一文で定義する
  • AIへ依頼する前にも、目的と確認したい結果を言葉にしておく

言葉にした課題をどう小さく試すかは、小さく試せる単位に分けて、進め方を設計するでも紹介しています。

GROWTH MAP

現在地から、次の一歩へ

  1. 01現在地

    はじめる

  2. 03これから

    育てる

  3. 04これから

    仕組みにする

  4. 05これから

    挑戦する

現在位置:STEP 1 / 5

このSTEPで学べること

  • AIとChatGPTの基本操作
  • できること・できないことと安全な使い方
  • 回答の確認方法
  • 業務の書き出しと最低限のDrive整理

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